ウィローコーヴ
西浦からほど近い小さな入江。柳の枝が水面すれすれまで垂れ、風のない朝には空と木々をそのまま映し出します。
夜明け前、入江には薄い霧が漂います。柳の葉先に結んだ露が光を受けて、水面へと静かに落ちてゆく——そんな一瞬に出会えるのも、この場所ならではです。
朝一番の入江は、驚くほど音が少ない。波音さえも柳の葉に吸い込まれるように感じられます。
夕暮れどき、入江の水面は淡い金色に染まります。柳のシルエットが水鏡に溶け込み、昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。
この時間だけに現れる反射の景色を求めて、多くの方が夕刻の入江を訪れます。
柳は根を深く、枝を柔らかく持つ。
その姿は、しなやかに生きることを教えてくれる。
入江を歩くとき、ぜひ足を止めて見ていただきたい光景があります。