海辺の庭園
人の手をほとんど加えず、風と潮が長い時間をかけて形づくった庭園のような景観。柳、野草、苔——すべてが自然のままに調和しています。
整然と並ぶ柳の木々は、まるで緑の垣根のように入江を包み込みます。風が吹くたびに枝葉が揺れ、光と影が絶えず移ろいます。
この並木道は、庭園でありながら誰の所有物でもない、共有された景観です。
朝、柳の葉先には露が結び、光を受けて小さな宝石のように輝きます。この光景に出会えるのは、日の出直後のわずかな時間だけです。
静かに近づき、しゃがんで目線を合わせると、また違った庭園の表情が見えてきます。
庭園に主はいない。ただ、風と潮が交代で手入れをしている。
庭園から続く、歴史ある古木や散策ルートもあわせてお楽しみください。